テラヘルツ技術
テラヘルツ技術により、テラビット光通信及び超高速半導体集積回路技術の展開
と融合が可能となり、大規模な情報革命が進行するだけでなく、テラヘルツ電磁
波によって分子・格子運動を励起することにより化学反応を選択的に起こす
「フォノン工学」の展開が可能となり、ガンの治療など、医学・薬学にも大きく
貢献すると期待されています。
波長可変テラヘルツ波発生システム























テラヘルツ関連研究業績


テラヘルツ技術の歴史

 1957年 西澤 レーザ、半導体レーザの提案
 1958年  シャーロー・タウンズ ガスレーザの提案
 1960年  メイマン ルビーレーザの実現
 1961年  ジャバン ガスレーザの実現
 1962年  ネイザン、ホール、キスト 半導体レーザの実現
 1963年 西澤 分子・格子振動によるテラヘルツ発振の提案
 1964年 西澤・佐々木 収束性光ファイバ通信の提案(分散損失の消滅)
 1965年 西澤 分子・格子振動とトンネル効果によるテラヘルツ発振の提案(電子技術)
 1966年  カオ  低吸収損失光ファイバの予測
 1969年  パンテル 格子振動による周波数シフト観測
 1973年  ソロキン・ウイン・ランカード アルカリ金属における四光子パラメトリック効果
 1973年 西澤 理想型SIT(ISIT; Ballistic SIT)のテラヘルツ動作の予測
 1979年 西澤・須藤 半導体格子振動ラマンレーザの実現
 1979年 西澤 タンネットダイオード0.33THzパルス発振
 1983年 須藤・西澤 半導体格子振動ラマンレーザによるテラヘルツ差周波発生
 1996年 川瀬・伊藤 プリズム採用によるテラヘルツ出力増大
 1997年 須藤・西澤 半導体導波路によるラマン光増幅の実証
 1999年 西澤 Ballistic SIT(電子無衝突SIT)の実現
 2000年 川瀬・伊藤 光注入パラメトリック効果テラヘルツ波発生
 2000年 西澤 テラヘルツ波ガン検診・治療への応用の可能性
 2002年 田邉・須藤・西澤 GaP広帯域高出力波長掃引可変テラヘルツ波発生
2003年 西澤・須藤・佐々木・田邉 GaPテラヘルツ分光装置
 2005年 テラヘルツ研究所 THz Spectra(GaPテラヘルツ分光装置) 発売開始



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